サステナビリティ
ミノムシ由来強靭繊維を活用したスポーツ構造材の開発に関する取り組みが「第8回 日本オープンイノベーション大賞 スポーツ庁長官賞」を受賞
ヨネックス株式会社(代表取締役社長:アリサ ヨネヤマ)は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構(以下、農研機構)および興和株式会社(以下、興和)と3者で取り組んだ研究開発の取り組みにおいて、「第8回 日本オープンイノベーション大賞 スポーツ庁長官賞」を受賞しました。
本受賞は、「ミノムシ由来強靭繊維を活用したスポーツ構造材の開発」に関する取り組みにおいて、基礎研究から製品化・市場展開までを一貫して進めた点や、産官連携による持続可能な素材開発の取り組みが高く評価されたものです。
この取り組みは、脱炭素・資源循環型社会の実現に向け、化石資源に依存しない国産の再生可能原料を活用したものづくりを、独自のアプローチで推進することを目的として進めてきました。農研機構による基礎研究、興和による原料・素材開発および製造技術基盤の構築、ヨネックスによる製品設計および市場展開という役割分担のもと、3者がそれぞれの強みを発揮しながら連携し、従来活用されてこなかった未利用昆虫資源を、高付加価値素材として社会に実装することを実現しました。
こうした社会実装を具体化する一例として、軽量でありながら高い強靭性を併せ持つミノムシ由来素材「MINOLON(ミノロン)」を活用し、ヨネックスのテニスラケット「EZONE 2025」シリーズにおいて製品設計・市場展開を行ってきました。ミノムシ繊維素材を用いた製品の市場投入は、世界でも初めての事例とされています。
【受賞者】
国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構
生物機能利用研究部門 新素材開発グループ
- グループ長 亀田恒德
興和株式会社
未来事業企画室
- 室長 浅沼章宗
- 課長 中津知良
ヨネックス株式会社
生産・技術本部 環境対策推進室
- 室長 千葉慎一郎
- 課長 中西悠子
ヨネックスのカーボン技術と新素材MINOLONの融合により、 クリアな打球感を実現した新「EZONE」シリーズ。
ヨネックスは、「スポーツと人、人と人をつなぎ、よりよい未来を創造する」ことをミッションとしています。本取り組みにおけるミノムシ由来素材の活用と製品への展開は、環境への配慮と高い性能を両立するものづくりへの挑戦であり、持続可能な社会の実現に向けた当社の取り組みの一例です。
今後もヨネックスは、「独創の技術と最高の製品で世界に貢献する」というパーパスのもと、長年培ってきたものづくりの知見と、多様なパートナーとの協創を通じてスポーツの可能性を広げ、イノベーションに挑み続けてまいります。
■日本オープンイノベーション大賞
「日本オープンイノベーション大賞」は、内閣府が主導する表彰制度で、企業、大学、研究機関などが組織の枠を越えて連携し、新たな価値や社会課題の解決につながる優れた取り組みを表彰するものです。オープンイノベーションの先進的な事例を顕彰することで、我が国におけるイノベーション創出の加速を目的としています。